反対、賛成、いろんな意見を交流させる場を持つことが、偏りや分断をなくす。NPO法人 国際協力研究所・岡山(ICOI)ふくしまボランティア隊 「希望の牧場・ふくしま」支援



    被ばく牛の存在を通して 今の世の中のあり方は 持続可能なのかを問い続ける。


    NPO法人国際協力研究所・岡山は、双方向の国際協力を目指し、主に教育・環境・福祉などの分野で、ESD(持続可能な開発のための教育)を実践している団体です。


    持続可能な環境保全事業の一環として、原発事故で被ばくした牛300頭を育てている「希望の牧場・ふくしま」(福島県浪江町)でのボランティア活動に取り組みながら、青少年育成事業の一環として、岡山市内の学校や公民館などで子どもたちや一般市民に「伝える活動」を展開しています。



    ドキュメンタリー映画『被ばく牛といきる』(松原保監督作品)上映会や講演会を通して、「豊かさ」や「幸せ」について考える機会を提供している。


    放っておかない、見捨てない、忘れない。


    現地活動は、2015年9月から1年に2〜3回、2019年1月までに9回実施。「希望の牧場・ふくしま」に数日泊まり込みで被ばく牛の世話(餌やり・牛舎の清掃・修繕など)をします。


    これまでに男女30人以上が参加。岡山在住で、国際交流活動に関わる外国籍の有志(イギリス・カナダ・ウガンダ・オーストラリア)も参加し、現地視察・フィールドスタディーも実施してきました。


    伝える活動としては、公民館などでの現地活動報告会、「希望の牧場・ふくしま」代表・吉澤正巳氏による講演会、学校での特別授業(浪江町から二本松市に避難している子どもたちとのテレビ会議など)、福島の現状を絵画で発信する山内若菜氏の作品鑑賞会などを実施。


    多くの人々や子どもたちと一緒に考える活動を通し、福島で起きたことを他人事とせず、知ること、継続的支援の大切さを伝えています。


    また、日本のような先進国で、国民の住居や生活・安全が奪われたにも関わらず、支援が十分ではないことに対する海外の視点も伝え、持続可能な日本のあり方を考える機会としています。


    人格を高め、知ることから 真の国際市民が育つ。


    世界には、さまざまな問題があり、「何が正しいんだろう」「どうすれば良くなるだろう」とみんなで考える必要があるのに、話し合いが行われないことが、さらなる分断を招き、解決を困難にしています。


    同研究所副代表理事で岡大附属中教諭の竹島潤さんは「賛成・反対・それ以外…いろいろな意見を互いに尊重しながら話し合い、考える場を子どもたちに提供したい」と話しています。


    今後は、岡山と福島の同世代の子どもたちが直接、交流できるような取り組みにより、互いの人格を高め合えるような教育につなげていく方針です。



    副代表理事 竹島潤さん

    NPO法人 国際協力研究所・岡山(ICOI)

    ふくしまボランティア隊「希望の牧場・ふくしま」支援


    2010年、岡山市で設立。教育・環境・福祉など多様な領域で国際協力活動を展開。2015年より「希望の牧場・ふくしま」での現地ボランティア活動をはじめ、岡山の中学生が現状について学ぶ機会の提供、映画『被ばく牛と生きる』上映会、『山内若菜展』などを実施している。


    NPO法人 国際協力研究所・岡山(ICOI)/ふくしまボランティア岡山隊

    岡山市中区雄町110-13 ☎086-279-0404   icoi@tuba.ocn.ne.jp