認定特定非営利活動法人カタリバ / 横山 和毅さん



震災後、原発事故により政府の避難指示を受け、福島県双葉郡内の県立高校5校(双葉高・双葉翔陽高・富岡高・浪江高・浪江高津島校)はサテライト校として双葉郡外に分散(2017年3月で休校)。「福島県立ふたば未来学園高校」は2015年4月、双葉郡広野町に開校。「認定NPO法人カタリバ」(本部:東京都、以後「カタリバ」)は、2017年6月より学校支援コーディネーターとして同校と連携し、放課後の居場所と学びの場を提供するコラボ・スクールを始動。同年9月、専用プレハブ校舎が完成し、名称を「双葉みらいラボ」としました。



 2019年春に2期生が卒業。中学校が新設され、福島県立中高一貫校「ふたば未来学園中学校・高等学校(高校生362人・中学生81人)となり、新校舎に専用スペースが完成。現在、「双葉みらいラボ」の常勤職員は、教員免許取得者を含めて6名。その他、大学生インターンとボランティア数名が活動を担います。活動の上で大切にしているのは「ナナメの関係」。年齢が近く、身近な大人の「お兄さん・お姉さん」になら、生徒たちも悩みが話しやすく、素の自分に戻れます。被災した生徒の中には、幼い頃に各地を転々としたことで学力や人間関係などに悩む生徒もいます。彼らの心の安定を図るには、彼らが話したいと思った時、そこに安心して話せる誰かがいることが大切なのです。

 加えて、「双葉みらいラボ」は、学校と地域が連携して行う 「地域課題解決型学習」の授業に対して、先生とともに授業設計・実施をしています。

教諭や生徒の相談に応じたり、生徒と地域の大人をつないだり、きめ細かな支援を行っています。生徒ひとり一人が主体となり、「原子力災害からの復興」をテーマに、防災、メディアコミュニケーション、福祉・健康などの分野からプロジェクトを立ち上げます。ねらいは、地域をフィールドに学ぶことで、リアルな経験の中から課題解決をするための能力を育み、将来のキャリアや目標に繋げていきます。現在、双葉郡内に就職し、地域の復興や活性に貢献している卒業生も出始めています。


福島大学と連携して放課後学習会を運営し、生徒1人1人の学習をサポートしています。


NPO法人カタリバ

福島県立ふたば未来学園高等学校

学校支援コーディネーター

コラボ・スクール双葉みらいラボスタッフ

横山 和毅

神奈川県出身。専修大学文学部卒業後、2011年4月、NPO法人カタリバ入社。出張授業「カタリ場」事業リーダーとして100校以上の高校に授業を届け、2016年4月から岩手県大槌町のコラボ・スクール運営に従事。2019年4月、「双葉みらいラボ」に赴任。


認定特定非営利活動法人カタリバ 

コラボ・スクール双葉みらいラボ

島県双葉郡広野町中央台1丁目6番地3

(福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校内 地域協働スペース)

☎ 0240-25-8424 (平日11:30〜20:30)※部活の後でも利用可能

https://www.katariba.or.jp/activity/project/futaba/

開校時間:平日 放課後〜20:00

長期休暇中:9:00〜17:00

休校日:土日・祝日、年末年始、お盆