まちなか夢工房 / 斎藤 功さん , 島田 久美子



    日本一のベーカリーを目指して


    小杉 「まちなか夢工房」とは?


    斎藤 障がい者の居場所づくりと就労、まちなか活性化をテーマに、2003年にオープンしたベーカリーです。一般社団法人シャローム福祉会が、就労継続支援B型事業として運営しています。


    小杉 福島県産小麦で作る無添加生食パン「Fブランド」が、東京オリンピック・パラリンピック「2020ホストタウン・ハウス」の主催者に認められたそうですね。


    斎藤 大会期間中、東京・有明地区に設置される「2020ホストタウン・ハウス」で提供することが決まりました。1日の来場予測人数は約1万人。日本各地のホストタウンが創意工夫を凝らしたブースを出展する中、私たちは自慢の「Fブランド」食パンで作る「Fサンドウィッチ」で福島の食のおいしさと安全性を世界中の人々にアピールします。



    「Fサンドウィッチ」には、農業と教育の連携に取り組む設楽農園のキュウリ、農産物の国際認証グローバルGAPを日本一多く取得している福島県立岩瀬農業高校のトマトなどを使用。「チーム福島」一丸となって成功させたいと思います。


    西山 2019年秋にできた新作食パン「夢詰麦(ゆめつむぎ)」は?


    斎藤 北海道産バターと特濃牛乳を使用したリッチな甘食パンで、やさしいミルクの香りと、もちもちとした食感が特徴。1500人の当ベーカリー会員さんと意見交換しながら調整を図り、名前もみなさんの投票で選びました。


    島田 夢詰麦1斤購入380円につき30円(ルワンダの学校給食1人分)が「ルワンダの教育を考える会」に寄付されます。日本の食とルワンダの食をつなぐ夢が詰まったパンなのです。1週間の限定販売でしたが、382斤が予約で完売。お客様からリクエストをいただき、販売再開しました。


    西山 生食パンの販売を始めて、どんな変化が生まれましたか?


    島田 お客様が増え、賃金も向上。パンの製造販売でみんなの夢を応援し、人をつなぎ、町を元気にすることができています。


    斎藤 福島では今、いろんな分野で最先端の取り組みが進んでいます。福祉も最先端。当店は福祉事業所の概念を超え、関わる人みんなが幸せになる場所。夢は「日本一のベーカリー」です。



    斎藤 功

    1981年宮城県出身。福島学院大学短期大学部卒業。2002年より特定非営利活動法人シャローム理事。2003年まちなか夢工房施設長就任。


    島田 久美子

    1983年秋田県出身。短大進学を機に福島市へ。2018年まちなか夢工房入社。翌年から生活支援員を務め、ベーカリーでは販売促進を担当。


    手づくりパン まちなか夢工房

    福島駅にほど近い商店街に立地。障がいの有る人も無い人も共に働く「まちなかのベーカリー」。イートイン可能。授産製品やユニバーサルデザイン製品の販売コーナーもある。

    福島県福島市本町5-31 1F

    ☎ 024-524-2230

    10:00〜17:30   土曜、日曜、祝日

    http://yumekobo.shalom-net.jp